イーロン・マスク(Elon Musk)

イーロン・マスクの軌跡、仮想通貨との葛藤

イーロン・リーヴ・マスク(Elon Reeve Musk)、南アフリカ出身でアメリカの実業家、エンジニア、投資家でもあります。日本でも知名度はかなり高く、お馴染みの 「テスラ」(Tesla Motors) の共同創設者、 「スペースX」(SpaceX)創設者およびCEOでもあります。その他、トンネル掘削会社「Boring Company」の創業者、「OpenAI」の共同創業者など多数の会社に携わっていました。

イーロン・マスクは1971年6月28日、カナダ人の母親(メイ・ホールドマン)と南アフリカ人の父親(エロール・マスク)の間に生まれました。いじめられっ子、両親の離婚・再婚など劣悪な家庭環境、南アフリカ特有アパルトヘイトな社会の中で育ったイーロン・マスクは一刻も早く故郷を離れ、自由と希望を求めてカナダに移住しました。学生時代に「宇宙」・「インターネット」・「クリーンエネルギー」人類の進歩に貢献する分野以外は関心がありませんでした。後に世界的有名な「テスラ」・「スペースX」などを創業し、一時米フォーブス誌の「長者番付」で世界で最も裕福な人物となりました。

近年、イーロン・マスクはビットコインやドージコインなどの仮想通貨に関心を持ち、6500万のフォロワーを持つツイッターで度々”ひと言”で仮想通貨市場を乱高下させました。特に2021年、仮想通貨市場は彼のツイートや発言に翻弄され、彼の仮想通貨に関する発言に対して賛否両論があり、マスクは仮想通貨業界において(良かれ悪しかれ)「最も影響力のある」人物の1人でした。

イーロン・マスクの主な軌跡

南アフリカ共和国 プレトリア1971年南アフリカ共和国プレトリアで生まれる
イーロンマスク ブラスター1983年
(12才)
10歳でプログラミングを独学開始、自作の宇宙をテーマにしたPC対戦ゲームソフト「ブラスター」を売り、500ドル程利益を得る
この「ブラスター」は、今でもオンラインでプレイすることができる
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カナダ1989年
(18才)
徴兵制度を避ける為単身でカナダに移住し、自由と希望を求めてシリコンバレーを目指す
カナダクイーンズ大学1990年
(19才)
カナダのクイーンズ大学に入学
ペンシルバニア大学 ウォートン校1992年
(21才)
ペンシルバニア大学ウォートン校に転校
イーロンマスクZip21995年
(24才)
スタンフォード大学院に入学
マイクロソフトが「Windows 95」を発売した事を受け、わずか2日でスタンフォード大学院を退学
弟キンバル・マスクと「Zip2」を起業
イーロンマスクZIP2 Compaq1999年
(28才)
「Zip2」はオンラインのシティガイドでニューヨークタイムズに掲載されることで知名度が大きくなり、「Compaq」に3億700万ドルで買収されイーロン・マスクは2,200万ドルを手に入れる
X.comPayPal1999年
(28才)
2,200万ドルの大金を手に入れイーロン・マスクはほぼ全財産をつぎ込んでオンライン金融サービスと電子メール支払いサービスを行う会社「X.com」を立ち上げる
一方、イーロン・マスクと真逆の人生を過ごし幼少期から優秀で、周りからの経済的支援を受け、ピーター・ティールは同様な会社「Confinity」 を立ち上げる
ConfinityPayPal2000年
(29才)
イーロン・マスクは少人数の「X.com」社員を率いてライバルである「Confinity」と戦いの末「X.com」と「Confinity」は合併し「PayPal」として誕生
ebaypaypal2002年
(31歳)
イーロン・マスクは「PayPal」のCEOに就任後数ヶ月でピーター・ティールが辞任する
イーロン・マスクは社内外の反対が大きく、長期休暇に飛び立った瞬間にクーデターが起きる。緊急帰国するも既にピーター・ティールがCEOに就任していた。「PayPal」は成長を続け、2002年に「ebay」に約15億ドルで買収される。
大株主であったイーロン・マスクは約1.8億ドルの大金を手にいれる
SpaceX2002年
(31歳)
「PayPal」を去ったイーロン・マスクは以前から力を注いだ宇宙事業に専念し、「スペースX」を創業。創業当時ロシア製のロケットで打ち上げる予定だったがあまりにも高額なため、交渉決裂
自社でゼロからのロケット製造し、想像以上に困難だったがそれでも3回の”失敗”打ち上げを経験する。資金が底をつき、崖っぷちの「スペースX」は資金繰りが大変な時期にイーロン・マスクはNASAへ何度も働きかけ、ようやく無人の物資輸送業務を受注。
その後「スペースX」は民間企業として初めて有人宇宙飛行を成功させた企業になる
テスラモーターズ2003年
(32歳)
クリーンエネルギーを使用し、従来のガソリンで走る自動車よりも優れた電気自動車メーカー「テスラ」に約6億ドルを出資、後共同創設者に認定される。2005年にはGoogleの創業者のブリン氏やペイジ氏を含む著名経営者から巨額の出資を集める。2004年から開発を始めた「ロードスター」は各種トラブルを経て2008年に発売、約150台程出荷

その後、イーロン・マスクは「テスラ」と「スペースX」の経営に専念し、悪戦苦闘の中沢山試行錯誤を繰り返し、長年努力の末、二つの会社とも著しく成長し、「スペースX」はNASAと複数の契約を結び、「テスラ」は2020年に時価総額が自動車業界トップになりました。波乱万丈な人生を過ごしたイーロン・マスクは現在地球で最も忙しい一人として知られます。また、長年「スペースX」の新入社員を面接していましたが、多忙なスケジュールなどを理由にせず現在も「スペースX」や「テスラ」の採用に積極的に関わっています。

イーロン・マスクと仮想通貨(暗号資産)

イーロン・マスクが仮想通貨について発言するようになったのは2018年7月ごろからです。イーサリアムに関する一連のツイートで、彼がイーサ”推し”という認識が広まり、イーサリアムを利用した分散型アプリ(dApps)を開発しているのではないかとも噂されていました。

しかし2020年7月、ツイッターで「僕はイーサリアム上の開発は何もしていない。賛成派でも反対派でもないし、イーサを使ってもなければ持ってすらない。」と述べ、彼自身がこれを否定しました。

その後彼はビットコインとドージコインに関心を持ち、ツイッター、テレビなどで積極に仮想通貨について発言し、敏感なコメントは仮想通貨全体の価格に大きな影響を与え、一時世間を騒がせ、「お願いだからツイートやめて!」と投資家の声が上がっていました。

米紙ワシントン・ポストは2021年5月に「仮想通貨はイーロン・マスク問題を抱えている」という見出しの論説を掲載しました。この論説を書いた「コインデスク」のエミリー・パーカー(Emily Parker)氏は、「単独の存在の影響力に左右されないように作られた、分散化されたはずの業界において、一人物のツイートの影響力で市場価格が急騰、急落しているようだ」と指摘しました。

米タイム誌は2021年12月、毎年年末恒例の「今年の人」に、イーロン・マスクを選んだと発表し、気候変動、宇宙など多様な分野で活躍し「社会の最も大胆な変革を推進している」と評価しました。仮想通貨業界からも、仮想通貨への高い影響力を持ち、公にビットコインやドージコインを支持するイーロン・マスクの当選を歓迎していました。

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イーロン・マスクとビットコイン(BTC)

ビットコインと言えば2009年静かに誕生して以来、いくつかの低迷期を乗り越え、全体的に右肩上がり、2017年には2万ドルに達しました。その後また長い低迷期が続きましたが、2020年後半から急激に成長し、その”火付け役”は正にイーロン・マスクと言っても過言ではありません。イーロン・マスクが率いる「テスラ」はビットコインを大量に所有することを明かし、世間を驚かせ、ビットコインの価格を急騰させました。

2017年の仮想通貨バブル期には、イーロン・マスクがビットコインの生みの親である「サトシ・ナカモト」ではないかという憶測がネットを駆け巡ったが、これについてはイーロン・マスク本人が2017年12月のインタビューで否定しています。この時のインタビューでは、「ビットコインを友人から貰ったが、どこに保管しているかもわからない」と述べ、当時はまだ仮想通貨への関心がそれ程ありませんでした。

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2018年10月22日、あるフォロワーのコメントに対し「ビットコインを買いたいかい?」と返信したところ、ツイッター社は、イーロン・マスクのアカウントが”ハッキング”されたと認定し、一時的にアカウントをブロックしたというお騒ぎもありました。

2019年2月、イーロン・マスクは「ARK Invest」のポッドキャストで仮想通貨に関する質問を受け、以下のようにビットコインを強く支持する発言をしました。

ビットコインの構造は非常に素晴らしいと思います。ビットコインは資本統制を迂回することができ、仮想通貨が”価値の移転手段”として紙幣よりも優れていることは間違いないと言えます。

紙幣は近いうちになくなり、仮想通貨がその替わりとして使用されるようになる可能性があります。

しかしその時イーロン・マスクは「テスラがリソースを使用して仮想通貨で何かすることはないと思います」と語り、「テスラ」や自身が仮想通貨に参入するつもりがないことも明かしました。

イーロン・マスクが最初にビットコインの参入に関心を示したのは2020年12月で、彼はビットコインに”誘惑”されていることを示唆するツイートを投稿しました。さらに2021年1月下旬、ツイッターのプロフィールに「#bitcoin」を追加したところ市場はそれに反応し、ビットコインの価格は3万ドル台前半から4万ドル近くまで急騰しました。翌週には「テスラ」が総額15億ドル(1600億円)相当のビットコインを購入した事が明かされ、大手企業のテスラ社がビットコインを保有していることで、ビットコインの価格は当時過去最高値4.5万ドルを更新しました。

2021年2月、イーロン・マスクは「8年前にビットコインを買っておくべきだった。現時点でビットコインは良いものだと思うし、支持している」と表明しました。音声チャットアプリ「Clubhouse」で仮想通貨について金融界のプレイヤーが今にもビットコインを受け入れようとしている状況にあると語りました。当時イーロン・マスクはビットコイン以外の仮想通貨に対して、「特別な考えをもっているわけではない」とコメントしました。

同月、テスラ車の購入にビットコイン決済が可能になったという報道で、ビットコインや仮想通貨市場の活況を呈していました。しかし、2021年5月13日のツイートでビットコインのマイニングによる環境への悪影響を理由に、テスラ車の決済にビットコインの利用を停止すると発表した後に、ビットコインや仮想通貨市場全体は大きく下落し、イーロン・マスクは仮想通貨業界や投資家から痛烈に批判を受けました。

2021年7月22日、ビットコインに関するイベント「The ₿ Word」で以下を述べました。

イーロン・マスク個人、「テスラ」と「スペースX」は、ビットコイン、イーサリアムとドージコインを保有している。売却していない、売却するつもりもない。

イーサリアムとドージコインより、ビットコインの保有量ははるかに多い。

ビットコイン・ネットワークにおけるクリーンエネルギーの利用率が50%を超えたら、「テスラ」はビットコイン決済の受け入れを再開する。

2021年10月、イーロン・マスクは米国の国家債務の増加、政府支出、未確定キャピタルゲインに課税する提案に対してツイッターで警告し、ビットコインを推奨しました。米国の国家債務が現在、総額約28.9兆ドルで納税者1人当たり229万ドルであると述べ、政府が富裕層に増税するだけでなく、最終的に一般の人々にも増税して来ると警告しました。「支出は本当の問題です。米国連邦債務対GDPは2000年に56%、現在は126%で急速に上昇しています。」 イーロン・マスクのツイートは大きな注目を集め、多くの人々は、政府支出問題と国家債務の増加について同意し、これは彼らが仮想通貨に投資した理由でもあるとコメントしました。

「コインベース」のブライアン・アームストロングCEOもイーロン・マスクに同意し、「まさにその通り、それは完全に手に負えなくなっています。彼らが債務を返済し、赤字を補うためにドルを印刷し続けるつもりなら、これは仮想通貨への移行を加速します」とコメントしました。

2021年11月、イーロン・マスクはツイッターで自身が保有する同社の株式の10%(現在価値230億ドル)を売却する可能性を示唆し、フォロワーがその提案を支持するかどうかのアンケートを行いました。アンケートには約350万人超が回答し、最終的に「株の売却」が57.9%で優勢な結果となり、投票結果に従い11月上旬から段階的にストックオプションの行使とテスラ株の売却を繰り返しました。2021年12月28日に最後の部分の取引を終え、米証券当局への届け出で「取引計画が完了した」と明らかにしました。「結局売却益をビットコインに投資するのではないか?」と推測したフォロワーも多くいました。

2021年末、「テスラ」は約20億ドル相当のビットコインを保有していたことが米SECに提出した公式記録で明らかになりました。マイケル・セイラー氏が率いる「マイクロストラテジー」が保有する125,000BTCに次ぐ第2位のビットコイン保有企業です。「テスラ」は年次報告書で、仮想通貨について次のように述べました。

当社は投資として、また現金に代わる流動性の高い資産として、デジタル資産の長期的な可能性を信じている。

イーロン・マスクとドージコイン(DOGE)

「ドージ(Doge)」柴犬をモチーフとした仮想通貨は、2013年12月6日に「ジョーク通貨」としてソフトウェアエンジニアのビリー・マーカス(Billy Markus)とジャクソン・パルマー(Jackson Palmer)によって開発されました。2週間弱でドージコインの価格が0.00026ドルから0.00095ドルへ上昇しました。その後中国による仮想通貨の投資禁止、関係者によるリスク発表、大規模なハッキング・盗難などを経て、粘り強いドージコインは2015年1月末、時価総額1350万ドルになり、2018年1月には0.017ドルの高値を付けて時価総額は約20億ドルに上昇しました。

イーロン・マスクはドージコインの創設者であるジャクソン・パルマーと度々の会話で、 ドージコインに関心を持つ様になりました。2019年4月1日にエイプリルフール企画で1日だけ自身のツイッタープロフィールに”ドージコインのCEO”を入れ、『ドージコインは僕のお気に入りの仮想通貨です。すごくカッコいい。』と称賛しました。それを受け、ドージコインの価格は大幅に上昇していました。

2020年12月20日、ツイッターで「ビットコインは法定通貨と同じくらいくだらないものだ」と投稿し、6分後に非常にシンプルなツイート、『一言:ドージ』を投稿したことを受け、ドージコインの価格は短時間で「25%」急騰しました。

2021年1月、イーロン・マスクによる”推し”の結果、ドージコインは24時間で800%も上昇し、0.07ドルに達しました。その後度々ツイッターの投稿やテレビでの”宣伝”によりドージコインは更に急騰し、 2021年5月にドージコインは当時最高値の0.6ドルまでに上昇し、 ドージコインの支持者はイーロン・マスクのことを”ドージコインの父”として呼ぶようになりました。

イーロン・マスクは2021年12月、タイム誌の「今年の人」に選出された際のインタビューで「ビットコインは基本的には価値の貯蔵に適しているが、ドージコインがビットコインより決済に適している」と語りました。また、イーロン・マスクは「テスラ」が一部商品を対象にドージコイン決済を導入する予定とツイッターで明かしました。

2022年1月、イーロン・マスクはマクドナルドの決済方法にドージコインを受け入れて欲しいとツイートし、2月に「テスラ」の電気自動車を充電することができる急速充電施設「スーパーチャージング・ステーション」でドージコインによる支払いが可能になることを示唆するツイートを投稿し、ドージコインの価格に影響を与えました。

しかし2021年後半から、イーロン・マスクはビットコインや他の仮想通貨の価格への影響力は徐々に薄れていました。仮想通貨市場が成熟しつつあり、また多くの人がイーロン・マスクの発言に”聞き飽きた”のも原因になります。2021年12月以降、仮想通貨市場全般が低迷し、ドージコインは高値を維持できず、”ドージコインの父”のツイートも市場を盛り上げることはできませんでした。

イーロン・マスクは2022年5月28日、ドージコイン(DOGE)でスペースXのグッズ商品を購入できるようになるとツイートしました。このツイートで一時的にドージコインの価格は10%以上も急騰しました。

2022年6月16日、ニューヨーク地方裁判所でイーロン・マスクとスペースX社とテスラ社に対して、ドージコインを使用したポンジスキームの疑いで集団訴訟が起こされました。原告のキース・ジョンソン(Keith Johnson)は、イーロン・マスクがツイッターの投稿でドージコインの価格をつり上げ、価格を操作して「マルチ商法」を行ったと主張しました。この訴訟はイーロン・マスクに総額2580億ドルの損害賠償を要求し、裁判所にドージコイン取引を米国でギャンブルとして認定するよう要求しました。

イーロン・マスクはこの訴訟を受けても、ドージコインへの支持がまったく揺るぎなく、6月19日に「私はドージコインを支持し続ける」というツイートを投稿し、さらにフォロワーのコメントに対して、ドージコインを購入し続けているとも表明しました。それを受けて、ドージコインは一時8%も上昇して0.058ドルになりました。

2022年7月6日、CNBCのレポートによると、イーロン・マスクのトンネル建設会社ボーリング・カンパニー(TBC)はドージコイン(DOGE)決済でラスベガスの交通システム「ループ」(Loop)の乗車が可能になりました。このドージコイン決済は仮想通貨決済サービス企業BitPayとの提携でラスベガスコンベンションセンターに新しい「ループ」駅がオープンした翌日の7月1日に開始しました。

イーロン・マスクはこのニュースについて「可能な限りドージコインをサポートする」とツイートしました。

イーロン・マスクのツイッター買収騒動

イーロン・マスクは2022年4月4日の報道で、ツイッター社の株式9.2%を取得し、ツイッターの筆頭株主になったことが明かされました。この報道を受けて、ドージコインは数分間で10%急上昇しました。ツイッターのCEOパラグ・アグラワル氏は翌日の4月5日、ツイッターの投稿でイーロン・マスクを取締役に迎えたと発表しました。今回の取締役就任でイーロン・マスクはツイッターの仮想通貨採用を推進すると予想され、ドージによる支払いをツイッター上の広告やその他のサービスなどに採用するという憶測が出ています。これを受けて、ドージコインはまた急騰し、2カ月ぶりに0.16ドルを突破しました。イーロン・マスクはその後、ツイッターの有料版サービス「ツイッターブルー」の支払い手段としてドージコイン(DOGE)決済を認めるべきとツイートしました。

しかし、パラグ・アグラワル氏は4月11日、イーロン・マスクが取締役就任を辞退したことをツイッターで明かしました。理由は明かされていません。ドージコイン決済の導入について取締役会と合意できなかったと推測されます。

イーロン・マスクは4月14日、1株54.20ドルでツイッター買収を提案したことを明かしました。買収の目的として「ツイッターは言論自由のために、あらゆる人々を受け入れる広場であるべきだ」と説明しています。買収提案が明かされた後数時間で、ドージコインは0.138ドルから0.146ドルに5.8%上昇しましたた。

ツイッター社は4月25日、イーロン・マスクの買収提案が取締役会で満場一致で承認され、買収完了後に非公開企業になると発表しました。それを受けて、仮想通貨時価総額14位に滑り込んでいたドージコインは20%も上昇し、時価総額でトップ10に返り咲きました。5月5日に公開されたSECへの資料によると、バイナンスを含む18社がマスク氏の買収に向け約9,300億円(71.39億ドル)の資金提供に合意しました。5億ドルを投資したバイナンスは、4番目に大きい投資額です。ツイッター社とバイナンス社が仮想通貨に関連する業務を提携することが期待されます。

しかし、イーロン・マスクが7月8日、合意した買収計画を撤回することを伝える正式な書簡をツイッター社に送ったことが、アメリカの証券取引委員会が公表した資料で明らかになりました。この書簡では、撤回の理由について、偽アカウントやスパムアカウントに関する情報を開示していないなど複数の条項でツイッター社側に重大な契約違反があったためだと説明しています。ツイッター社側は法的措置をとる構えで、訴訟に発展する可能性も出ています。このニュースを受けて、ドージコインは4%以上も下落しました。

イーロン・マスクの名言

ゴールが何か、そのゴールを目指す理由を知った時、人はより働く

People work better when they know what the goal is and why.

仲間を好きになることはとても重要だ。そうでないなら、人生と仕事は惨めになるだろう

It’s very important to like the people you work with, otherwise life and your job is gonna be quite miserable.

根気強さは非常に重要だ。諦めざるをえない状況にならない限り諦めるべきではない

Persistence is very important. You should not give up unless you are forced to give up.

本当に重要なことであれば、たとえ不利な状況であってもやるべきだ

If something is important enough, even if the odds are against you, you should still do it.

ヘンリー・フォード(自動車会社フォード・モーターの創設者)が安くて信頼できる車を作った時、人々は 『馬の何が悪いのか』と言いました。それは彼がした大きな賭けでした、そしてそれはうまくいきました

When Henry Ford made cheap, reliable cars, people said, ‘Nah, what’s wrong with a horse?’ That was a huge bet he made, and it worked.

テスラは、電気自動車の革命のために、戦い続けるためにここにいます

Tesla is here to stay and keep fighting for the electric car revolution.

まとめ

幼児に内気だったイーロン・マスクは世界的影響力を持つカリスマ経営者になり、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツと比較される程です。学生時代に「世界を変えたい」という思いが原動力になり、ぶれない信念で数々の企業を創業し、成長・成功させました。さらに「人類を救いたい」とメディアで度々発言をしているイーロン・マスクは火星移住の計画を推進しています。

仮想通貨業界でも多大の影響力を持つイーロン・マスクは仮想通貨の普及を加速する力を秘めています。ドージコインは彼の”推し”がなければ、現在仮想通貨時価総額ランキング10位内の地位を獲得することができていないはずです。イーロン・マスクはいつかまたテスラ車のビットコインによる決済を再開するのもビットコインの普及、価格上昇の起爆剤になると予想されます。2022年はウクライナ戦争、コロナパンデミックで世界各国未曾有の金融緩和による高いインフル、インフレを抑制するための利上げなどで、世界の金融業界では波乱の1年になると予想され、その中でビットコインなど代表的な仮想通貨が対法定通貨の優位性は改めて認識され、エルサルバドルに続きビットコインを法定通貨として採用する国も増えると予想されます。人類史上最大の通貨革命が進行する中に、イーロン・マスクも自分の力を発揮し、この歴史的な大革命の1ページに刻まれるでしょう!


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